人工ダイヤモンド「ラボグロウン」と天然ダイヤモンドの違いは?

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研究室から生まれたダイヤモンド

ダイヤモンドの代替品というと合成石のキュービックジルコニアが思い浮かびますが、人工的なダイヤモンドでも「ラボグロウン」はキュービックジルコニアとはまったく違うものです。

同じように研究室や工場で作られるものですが、「ラボグロウン」はできあがるまでの過程が違うだけで特徴や成分は天然ダイヤモンドと同じ。
キュービックジルコニアと違いぱっと見のきらめきだけが似ている人工ダイヤモンドではないのです。

私のダイヤモンドの価値は下がってしまうの?

一番気になるのは「今」手元にあるダイヤモンドの価格。
大量に作られ一般に知られて市販されるようになるとダイヤモンド全体の価格に影響するのでしょうか。

肉眼ではまったく見分けがつかない上、ラボの中で安定的に作り続けることができるラボグロウン。
しかも天然ダイヤモンドとまったく同じカットを施すことができます。
さらにそれを、指輪やネックレスにセットすれば天然ダイヤモンドとの違いはますますわからなくなるでしょう。

ラボグロウンの大量生産はありえる?

ダイヤモンドの母岩キンバーライトの中にダイヤモンドが含まれる確率は2000万分の1。その中からさらに宝石質のダイヤモンドを探さなくてはいけません。

高い値段がつくのは当たり前です。
加えて、19世紀からダイヤモンドの供給コントロールを行ってきたデビアス社の存在があります。
ダイヤモンドが古くから、安定的な資産として大切にされてきたのは価値が下がらないという信頼があったからです。

ラボグロウンをたくさんつくって市場にダイヤモンドがあふれてしまえばダイヤモンド自体の価値が危うくなります。
そうなるとわざわざ作ろうとする人もいなくなります。
ダイヤモンドの資産価値がなくなるほど多くつくることの危険性は作る側が最も心配していることでしょう。

天然ダイヤモンドの価値が注目されている

ダイヤモンドの鑑定書を発行しているGIA(Gemological Institute of America)では、天然ダイヤモンドの鑑定書にあたる「ラボラトリー グロウン ダイヤモンド レポート」の発行を2006年からスタート。
適切な表示をされれば消費者の選択肢のひとつであるとしています。

ラボグロウンに鑑定書がつくことをどう見るべきでしょうか?
ラボグロウンの権威づけや高値のためというよりも、天然ダイヤモンドとの違いを流通前にはっきりさせる意味合いが強いと思われます。

研究所や工場でダイヤモンドが作れるようになったことで、何百万年、何億年の時を経たダイヤモンドの輝きがいっそう特別だということがわかりました。

1960年代半ばから2000年代までに日本に輸入されたダイヤモンドは約7500万ctに上るとも言われており、たくさんのダイヤモンドが日本の家庭のタンスや押入れに眠っているとみられています。

2000年ごろから始まった貴金属類の買取ブームも今後しばらくは続くと思われます。新規採掘の難しさを考えると、一般家庭に眠るダイヤモンドの買取に高値が続くのは当然といえます。

この流れはしばらく続くと思いますが、ダイヤモンド専門店がラボグロウンブランドを立ち上げるなど、流れが変わりつつあることも確かです。
一番の高値で売りたい人には時期の見極めが大切になってきます。

https://kikinzoku.kaitoru.jp/diamond/

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